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    Serj Tankian「Empty Walls」の一部和訳と意味・解釈

    10 6月 2015 - 16:19, by , in 音楽, No comments

    英語の歌詞はMETRO LYRICSからどうぞ

    PVの解説

    ・ボールが沢山入っているプールが米軍基地
    ・ヘルメットを被っている子供が米軍兵
    と考えて見ると分かりやすいかと思います。

    PV時系列

    0:00- Homeland Security Advisory System (※1) を模したスケールが SEVERE(深刻)になる
    0:11- ヘルメットをかぶっていない子供(アルカーイダ)が飛行機を飛ばす
    0:25- 2つのタワー(世界貿易センタービル)が崩される
    0:39- 少女(アメリカ人)が復讐を決意する
    0:44- 少女が戦車に載ったデブ(米軍)を派遣する
    1:00- ヘルメットをかぶっていない子供(イラク人 or ムスリム)も戦いの準備を始める
    1:04- 戦争開始
    1:22- 米兵は暗視スコープを使用し戦闘
    1:49- ヘルメットを被ったデブ(米兵)、米軍基地から攻撃を受ける?(friendly fire,味方からの流れ弾?)
    1:51- イラク人は女性も戦闘に参加
    1:58- イラク人と米兵が協力してテディベア(サッダーム・フセイン像)を引きずり下ろす(※2)
    2:09- 背景「MISHIN AKOMPLISHD」、ジョージ・ブッシュのMISSION ACCOMPLISHED(任務完了) スピーチ(※3)
    2:16- しかし戦闘は継続
    2:22- 米兵が牢獄(アブグレイブ刑務所)に人を閉じ込める(※4)
    2:31- アブグレイブ刑務所の囚人 Ali Shallal al-Qaisi に対する拷問(※4)
    2:39- 米兵、ハムダニア(Al Hamdania)のハシム・イブラヒム・アワド(Hashim Ibrahim Awad)宅に突入(※5)
    2:57- イラク人が米軍基地に自爆テロ
    3:12- 米軍もイラク人も最終的には全員死ぬ

    現実の時系列

    2001/09/11 アメリカ同時多発テロ
    2003/03/19 イラク戦争 開戦
    2003/04/10 サッダーム・フセイン像引き倒し
    2003/05/01 ジョージ・ブッシュ 「Mission Accomplished speech」大規模戦闘集結宣言であり、終戦宣言ではない
    2006/04/26 ハムダニア事件

    詳細解説

    ※1 Homeland Security Advisory System

    2003年から2011年まで発行されていた5段階のテロ注意報。

    ※2 サッダーム・フセイン像

    2014年4月10日に、バグダード内のフセイン像がアメリカ軍手動で引き倒される。
    saddam-statue

    ※3 Mission Accomplished スピーチ

    ジョージ・ブッシュによる事実上の勝利宣言。
    スピーチの行われた空母「USS エイブラハム・リンカーン」の背後に「Mission Accomplished」という横断幕が掲げられた。
    全ての敵対勢力との休戦協定等を結んだわけではないので戦闘は継続。
    mission_acocm

    アブグレイブ刑務所での虐待

    詳細はwikipediaに書いてあります。

    ハムダニア事件(Hamdania incident)

    バグダード西部、アブグレイブ刑務所付近の町ハムダニアで起きた銃殺事件。
    2am頃イラク人がアメリカ軍に拉致され、顔が分からなくなるまで銃弾を撃ち込まれ死亡した。
    こちらのブログで詳しく書いて有ります。

    歌詞の意味?

    わかんないっすねこれ・・・。
    イラク戦争をテーマにした反戦の曲というのはわかりますが様々な解釈ができます。
    曲の歌詞を解釈するサイトでも揉めに揉めてます。(Songfacts

    「empty walls」とは何なのか

    これが一番のキモなのですがわかりません。
    Serjが正統派ユダヤ人のハシディズム派のような帽子をかぶっているので、
    ユダヤ人がピアノを弾くかのごとくアメリカ、イラク両陣営を操っており、
    Empty Wallsとは嘆きの壁(Western Wall)の事を言ってるのか?などと陰謀好きな人よろしく勘ぐりましたが多分違いますね。
    前述のサイトでは国境、子供の視点、イラク人の視点、墓場に使われる壁など様々な解釈がされていました。
    「子供は戦争をゲームみたいなものと考えており、PV最後の葬式(現実)と子供を隔てているガラスがwallsだ」という意見もありました。
    メディアや政府を通じて見るという事がwallsという意見もあるようです。
    果たしてどれが正しいのでしょうね…。

    「I loved you yesterday Before you killed my family」

    直訳すると「お前が俺の家族を殺した昨日までは、俺はお前が大好きだったよ」ですね。
    一番好きな部分です。
    初めは「Serjがレバノン生まれなので、中東を攻撃してるアメリカの事をSerjが嫌いになった」のかと思いましたが、
    PVを何度も見ていたら考えが変わりました。
    以下の様な複数の解釈が可能でしょう。

    I you my family
    Serj アメリカ イラク人
    Serj アメリカ政府 アメリカ国民
    Serj アメリカ政府 実際の血縁者 or 友人
    イラク人 アメリカ イラク国民

    個人的にしっかり来たのは主語がイラク人のパターンです。
    このフレーズを歌うのはこの曲の中でただ1度、2:41からです。
    PVの中ではHamdaniaの民家に米軍が押し入り、無実のイラク人を殺すシーンが始まります。
    イラク人の家族と思われる2人が必死に止めるが、米兵が躊躇わず撃ち殺します。
    この映像からすると、
    「I loved you yesterday Before you killed my family」
    「(フセインを追放した)アメリカの事は、無実のイラク人を殺すようになるまでは好きだったよ」
    という解釈が妥当な気がします。

    まとめ

    難しくて全然わからなかったですね。
    Serj Tankian の歌詞はSystem of a downの他のメンバーからも「あいつの歌詞はよくわからん」と言われるくらいらしいです。
    誰か分かる人がいたら是非教えて下さい。

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