この前、人生2回目(10年ぶり)のTOEICを受けました。
ここ10年間英語はほぼ完全ノー勉で、準備は1度友人と模擬試験をやっただったんですが、なんとか850点取れました。
本当に全く勉強してないんで勉強方法とかは伝授できないんですが、この記事では「やったこと」というか、「要因はこれかな?」と思い浮かぶものを挙げていこうと思います。
あとは重要なアドバイスと、無勉仲間のあなたが少しでも点数を上げるための小手先のテクニックも紹介します。
というか一番重要なアドバイスは先に言っておきます。
「TOEICは問題用紙への書き込みは禁止だから注意しろ!!」
これ重要ですよ。ホント重要です。
この記事読んでる人はこれ知らない人も多いんじゃないですかね?僕も直前まで知らずにびっくらこきました。センター試験のノリで書き込みしてはいけません!
さてでは、本題に入っていきたいと思います。
目次
学力的な前提条件
この記事は多分僕と同じくらいの学力の人にしか参考になりません。今までの人生で、大学受験か何かで英語を多少なりとも真面目にやった人じゃないとあんま役に立たないと思います。
ただ逆に、僕と同じような前提条件の方だったら、同じような感じでそれなりの点数を出せるんじゃないでしょうか。
以下のどれかに当てはまるなら大丈夫だと思います。
- マーチ文系入学時くらいの英語力がある/あった
- センター7〜8割くらいはとれた
- 1000時間くらい英語を勉強した実績がある
僕の学力なんですが、まず僕はマーチ文系です。高校を出てから大学を出るまで7年かかった筋金入りのポンコツです。Fラン高校でしたので高3までbe動詞も知りませんでしたが、まあ一念発起して頑張ってマーチに滑り込みました。ちなみにbe動詞を知らなかったのは盛ってるわけではなく、ガチで知りませんでした。
ただ、高3から1浪という2年間はちゃんと勉強しましたので、少なくとも1000時間くらいの英語の学習時間は確保した実績が大学受験時にあります。センター試験の英語で7〜8割位ですかね。
なので、「マーチ文系くらいの英語力」「センター7〜8割くらい」「1000時間くらいの英語勉強実績」のどれかが当てはまるなら、前提条件が僕と同じくらいなので多分大丈夫じゃないかなあと思います。
ただこの10年ほど英語の勉強らしい勉強なんてしてないんで、今受けたらもっと低いような気もします。
ちなみに仕事も英語を使う仕事とかではありません。
TOEIC遍歴
人生でTOEICの本番を受けたのは、今回で2回目です。
1回目:10年前(大学1年)
大学1年の時に大学でタダで受けれたんでやってみたんですが、その時のスコアは650点でした。まぁ〜〜、マーチって感じの点数ですよね。
その後10年くらい英語はやろうやろうと思ってましたが、結局勉強らしい勉強は全くしていません。
2回目前の練習問題:1週間前
TOEICなんて受ける気はなかったんですが、友人たちがワーホリに行く云々TOEICを受けるらしく、せっかくだし僕も一緒に受けることにしたんです。「ここ数年、英語の勉強をしようしようと思ってたのに出来ていなかったから、これは勉強する良い機会になるな!」という感じのノリで受けました。
けど結局勉強なんて全くしませんでしたね、ええ。
直前まで全く勉強してなかったんですが、一緒に受けた友人が意識高かったので、模試のような形式の練習問題を1回だけ我が家で解くことになりました。
第三者が作ってる模試なので正確な点数はでないんですが、「ま〜あんたは750〜800点くらいでしょ」みたいな結果だった気がします。
「おお〜、なんか結構高くね?」と思いましたが、本番で同じ水準を取れる気がしませんでしたね。TOEICはきちんと解いていると時間が全然ないということにここで気づきました。
2回目:今(オッサン)
んで今回受けたTOEIC本番が850点でした。結局模試を解いた後も勉強はしませんでした。
まあ個人的には600点取れてれば良いかなくらいのノリだったので、思いの外点数が高くてびっくりです。
点数は850(460/390)だった
点数の内訳は、リスニングが460、リーディングが390でした。
グシャグシャになって汚くて申し訳ないんですが、一応写真もあげておきます。
まあリーディングが低めなのは単語を全然忘れてたので仕方がないですね。
リスニングがよかった理由はまあなんとなくわかりました。では理由を説明していきますね。
高得点を取れた理由は多分これ
では、無勉強で850点を取れた理由を自分で考えてみた点を挙げていきます。
(一度だけだけど)模試をやった
これはかなり大きかったです。
復習は別にしなくていいので、1度だけ通しで試験の体験をするとかなり点数が上がると思います。問題を解くのにかかる時間の感覚と、大体の雰囲気を掴んでおくかどうかがかなり重要です。
公式のやつではありません。公式のやつは高いので、ALCなど英語系の出版社が出しているやつで十分だと思います。
僕は友達が持ってきたこの参考書の最後にリスニング・リーディングともに模試がついていましたので、これを試しました。
勉強はしないけど、生活の中でなるべく英語に触れるようにはしていた
勉強は本当に嫌いですので「単語帳を覚える」とか「文法の本をやる」とかはここ十年で全然やっていません。(本を買ってやろうとしたけ、どすぐ挫折した)
ただ「勉強はしたくないけど、英語は使えるようになりたい」というワガママな願望はありましたので、生活の中で英語に触れるようにはしていました。
例えば「Youtubeなどで調べるときも、気が向いたら英語で調べる」等です。日常の中で少しでも英語を取り入れてきましたので、英語に対する抵抗感というのは殆どありません。それがリスニングの点数につながったのかなぁと思います。
洋ドラ・洋画が好きで、Fire TV Stickで垂れ流し
すみません月並みな回答になってしまいますが、ノー勉強で850点取れたメイン要素は、ほぼ間違いなくこれです。先の「生活の中に英語を取り入れる」にも重なる部分ですが、基本的に画面から流れてくるのは英語の音声です。
アメリカのドラマや、次にご紹介するTEDトークなどを垂れ流しています。
洋ドラでしたら、フレンズとサウスパーク(無料)がおすすめです。
基本的には1話完結で、見逃しても問題ないのがこの2つだからです。とは言っても、垂れ流ししまくっているおかげでもう何度も同じ話を見てますが笑
フレンズはHuluで見ていましたが、ライセンスの問題でもうすぐ見れなくなるようなのでブルーレイを用意したレベルです。
本当にフレンズはおすすめですので、ぜひ試してみてください。
なおサウスパークはシーズン1から見ると古臭い感じに感じてしまうかもしれませんので、シーズン4くらいから見るようにしましょう。
他に英語の参考になるのは以下のような映画ですね。ゲーム・オブ・スローンズとかも面白いんですが、英語を知るという意味では現代舞台のドラマのが良いと思います。
- フレンズ
- サウスパーク
- シリコンバレー(IT系の人だけ楽しめる)
- スーツ
- ホワイトカラー
なお英語の耳にするなら、Fire TV Stick か Google Chromecastは必須だと思います。
TEDトークが好き
TEDトークもFire TVでよく見ています。この辺を繰り返し見てます。
海外旅行にたくさん行く
別に英語圏に行く必要はありません。東南アジアとかで良いです。(むしろ英語圏のネイティブの日常会話は聞き取れません)
非ネイティブ同士のつたない英語でコミュニケーションを取ってみることによって、英語に対する苦手意識みたいなのは旅行に行くたびに少なくなっていくと思います。
無勉強の人のためのTOEIC解き方
無勉強・ノー勉強で頑張るあなたに、僕が小手先だけで頑張ったテクニックを伝授したいと思います。
わかんない単語は全力でスルーしろ
多分数年間英語を全然勉強してない人なら分かってくれると思うんですが、単語を本当に忘れてるんですよ。
いや、見覚えはあるんですけどね。意味を全然思い出せないんですよ。ただ、わかんない単語で詰まってたら多分時間が無くなるんで、わかんなくてもそのまま読み進めましょう。
「わかんない単語スルー」は無勉強の人の宿命だと思います。
リーディングで設問の意味がわかんない問題は大問ごとスルー
「そもそも何を問うているんだ?」レベルにわかんない問題は大問まるごとスルーして後で時間が余ったら解きましょう。時間が勿体ないです。
多分、僕ら無勉強組が解けないリーディングの問題って、以下の2点の原因で解けないんですよね。
- キーとなる単語の意味がわからない
- 癖のある問題の出し方に慣れていない
そもそもキーとなる単語の意味がわからない
その大問でキーとなる単語ってあると思うんですけど、その単語の意味が頭からすっぱ抜けてるから、「この大問は・・・何だ?意味がわからん」となってしまいます。
時間をかければ文章の内容から推測はできると思うんですが、それをやってると時間が勿体ないからスルーして他の大問を解いていったほうが総合的な点数は上がると思います。
癖のある問題の出し方に慣れていない
これは特に絵やグラフから読み解く問題で注意が必要です。
何かTOEICって結構「問題の解き方のテクニック」で点数が上がるらしいんですけれど、解き慣れてない人にとっては「ん〜何これ。そもそも言いたいことがわからん」みたいな問題が多かったです。TOEICは初見殺しが多いっぽいですね。
んで僕らは本番のみで癖のある問題の出し方に対応しようとして、解くのに時間がかかっちゃうんですよね。
事前の勉強で問題の形式に適応しなければいけないところを、ぶっつけ本番で適応しようとしたら時間がかかるのは当たり前です。なので飛ばしましょう。無視が一番です。時間が余ったら解きましょう。
多分もっと点数は上げれる
ちょっと勉強すれば50〜100点は伸びるんじゃないかなと思いました。
僕はやりませんが、ノー勉強の人がさらに点数を増やせるだろうなあと思ったやり方をメモっておきたいと思います。
特殊な単語に慣れる
ビジネス英語というほどではないんですが、「日常でちょっと商売が絡んだ英語」みたいな問題が多いような感じでした。
なので受験英語ではあんま使わない単語が多かった気がしますので、単語帳に関しては、TOEICに特化した単語帳をやるのがいいのかなあと思いました。
友人が持っていたTOEIC用の有名な単語帳をちょっと見せてもらいましたが、確かに「TOEIC用の単語帳」があれば点数が伸びるんだなぁというのは理解しました。(理解したのは受験後でしたけどね)
僕はやりませんでしたが、やれば確実に点数は伸びると思います。
問題形式に慣れる
テクニック的な話で、リーディングの長文問題に関しては癖があるなあと感じました。
表とか図を使った問題は初見だと厳しいなあと思いましたので、そこだけ対策すればこれも大幅に点数は伸ばせる気がします。
「TOEICはテクニックだ!」と主張される方が結構多いっぽいですけど、まあ確かにテクニックと言うか、問題の癖に慣れていたら点数を上げるのは簡単だろうなあというのは感じました。
まあめんどくさいからやらないけどね
もうちょい点数は上げれそうな雰囲気がビシビシ出ていますが、ま〜850点あれば十分というか、多分普通に生きてる分には馬鹿にはされない点数だと思うので、僕はしばらくTOEICは受けないと思います。
10年後に「無勉強でTOEIC950点とったわ〜」っていう記事でも書きたいものですね。