ドメインを取得するならNamecheapが圧倒的におすすめ



ここ2〜3年、僕個人や会社で新規ドメインを取る時はNamecheapで取ることが殆どになりました。以下のようなメリットを考えると、新規でドメインを取得する場合、Namecheap以外を使う理由はほぼ見つかりません

  • 安い(特にマイナードメインは他社と2倍以上の価格差があるものもある)
  • Whois代行(whoisガード)が永久無料
  • サイトの使い勝手(UI)が非常に良い

これらのメリットと、デメリットに関しては後で詳しく説明させていただきます。

Namecheapとは


そもそもNamecheapとはなんぞやという方向けに説明すると、Namecheapは2000年からサービスを行っているアメリカのドメイン・レジストラ(ドメイン登録業者)です。ドメイン登録数1000万件を超えていますので、規模感はお名前.comと同じくらいです。

ネーム(ドメイン)・チープの名の通り、ドメインを安く販売している業者なのですが、安かろう悪かろうなのかと言えばそんな事はありません。サービス名はチープですが、品質はチープではないので安心してください。

そもそも品質も何も、ドメインの管理会社(レジストラ)に機能的な差はほぼないと言って良く、管理会社を決める決めては殆どが「価格」と「管理画面の使いやすさ(UI)」だと思います。CloudFlareが顧客向けに手数料無料でドメイン管理をやっているくらいですからね。
(クラウドフレアのレジストラについては↓の記事を見てください)
ドメイン代を最安・卸値で維持する方法

ちなみにこのCloudFlareは1つか2つ程度の少量のドメインのみ管理が必要な個人の場合はNamecheapよりおすすめです。(とは言っても新規での取得はできないので他のレジストラで取得する必要がありますが)
数十〜数百単位でドメインを持っている個人の方や、法人は従来通りNamecheapなどで管理するのがおすすめです。

Namecheapをオススメする理由

安い(特にマイナードメインは2倍以上の価格差があるものもある)

namecheapは安いまあ基本的にはこれですね。
「.com」や「.net」といったメジャーなドメインだと国内業者の2割引くらいの価格となっており、マイナーなドメインだと半額以下のものもあります。
例えば最近テック系のサービスで利用されている.aiですが、2年で取った場合(.aiは2年更新のみ)でお名前.comとnamecheapの料金を比較すると以下のようになります。
Namecheap

お名前

料金がかなり変わってくるのがわかると思います。Namecheapが2年で117ドル、お名前だと23,800円です。

Whois代行(ガード)が永久無料

ドメインを取得すると、取得した際の個人情報はwhoisとして全世界に公開されます。これを防ぐのがwhois代行ですが、国内の業者でもこれが無料かどうかは分かれますね。
僕はお名前.comが嫌いなんですが、その理由の一つに「whois代行を購入時につけないと、永久に年間1000円追加でかかる」という点です。本当に悪質で反吐が出る対応ですね。取った1分後に「あ、whoisつけわすれた」と思ってwhois代行をオンにすると、お名前でドメインを管理する限り、ドメイン代と変わらないレベルの追加料金を永久に払い続けないといけません。最悪です。移転しましょう。

Namecheapでも年間2.88ドルかかっており、Namecheapを勧める際のネックとなっていましたが、2018年から永久無料になりました。もちろん購入時につけ忘れて、後でオンにしても無料です。良心的ですね。ええ。

サイトの使い勝手(UI)が非常に良い

namecheapの管理画面(クリックで拡大)
Namecheapの管理画面は「早い」「使いやすい」「分かりやすい」です。
皆さん知っての通り、国内の業者は殆どが2000年?ってくらいのUIですので、UIについては比較するまでもありません。「遅い」「使いづらい」「分かりづらい」の3重苦ですね。

他のドメインレジストラと比較した場合

Namecheapと比較して、検討する価値のある候補はCloudFlare Registar、Google Domains、そして・・・ムームードメインです。

CloudFlare Registrar

CloudFlare Registrar
ここは完全に原価でやっていますので、コスパで言ったらここに敵うレジストラはありません。ただ移管のみという致命的な弱点がありますし、メインでドメイン管理する会社ではないかなと思いますね。
ドメイン代を最安・卸値で維持する方法

Google Domains

Google Domains
Googleが提供しているドメインサービスです。価格もそこそこで、UIはさすがのGoogleといった感じ。
新規のドメインを探す時はめちゃくちゃ便利です。ただまあ無いとは思いますが・・・Googleって皆さんが思っている以上に損切りをバシッとやるんで、あっさりサービス終了する可能性があるんですよね。無いとは思うんですが・・・怖いですよね。
ということで僕は利用していません。

ムームードメイン

ムームードメイン
国内のレジストラだと意外におすすめなのがムームードメインです。
え、ムームードメインすかww」と思われるかも知れませんが、ムームードメインは「ムームーメール」がめちゃくちゃ便利なんですよ。きちんとした事業としてドメインを取って、例えば「[email protected]」「[email protected]」のようなメールアドレスを管理したい場合にムームーメールはめちゃくちゃ便利です。メールアドレスの追加や管理が楽なんですよね。

あとwhois代行も無料ですしね。料金は昔は安かったんですが、今はまあまあ高めですね。
「バンバンサービスを作っていってドメインを取っていくけど、それぞれにメールサーバーを建てる or G Suite設定するほどではない」くらいのノリの時にムームードメインはめちゃくちゃ便利です。
まあ逆に言うと取得ドメインでのメールアドレス作成を頻繁にしないのであれば、ムームードメインを選ぶ理由はありません

お名前.com

お名前.com
お名前.comは国内最大手ですが、正直オススメできません。規模がデカいだけです。銭ゲバレジストラですね。

「購入時にWhois代行をつけ忘れると、永久に代行手数料がかかる」という致命的な欠点があります。これはNamecheapの圧勝ですね。

あとあの手この手でドメインの更新をさせようとしてきます。メール営業もしつこいし、管理画面もわざとやってるでしょというレベルで使いづらいです。期限が近づくと、やめろっつってんのに毎日メールを送ってきます。Namecheapも「そろそろ切れるよ〜」ってメールを送ってきますが、期限30日前と15日前、7日前くらいの頻度ですので問題ありません。

「ニコニコ動画の解約画面が出てこない」という話が昔ありましたが、そんな感じで一度契約すると解約させてもらいません。
まあということで、基本的にはお名前.comは使わないようにしましょう。

GoDaddy

GoDaddy
GoDaddyは世界で一番大きいレジストラですが、海外版お名前.comといった感じですね。「規模がデカいだけ」です。
whois代行も年間1000円ほどかかりますし、何よりドメインがめっちゃ高いです。.comで年間18.17ドルも取るって!2020年の.comの原価は卸値7.85ドル+ICANN料金0.18ドル=8.03ドルだから、GoDaddyは手数料が10ドル以上かかる計算になります。
使う理由が無いですね。

Namecheapのデメリット

Namecheapのデメリットは2点だけだと思います。

操作画面・サポートが英語

これですね。操作方法については別記事にしてありますので参考にしてみてください。
Namecheapの設定・使い方

サポートが英語なんですが、まあぶっちゃけサポートなんて使う機会殆どないから、気にしなくて良いんじゃないかなと思います。僕が始めてお名前.comでドメインを取ってから多分もう20年くらい経っていると思いますが、100以上のドメインを管理してきた中でサポートを利用したことなんて一度もありません。
もしサポートが必要なときでも、最近のGoogle 翻訳は精度が上がってるんでそんなに問題ないと思います。

.jpドメインが取れない

これは一部の方には重要なデメリットだと思います。.jpドメインはレジストリの方針で国内事業者でしか取れないようになっています。
まあ個人的には関係ないかなと言う感じです。数個は持っていますが、仕方ないのでお名前などで管理しています。

クーポンは殆どないので注意

Namecheapは原価に近い価格ですので、ドメインに使用できるクーポンなどはあってもそこまで安くならないケースが多いですね。
いちいちネットでクーポンを探さなくても、公式サイトで公開しているので探すのが楽です。

プロモーション一覧は以下のページに
https://www.namecheap.com/promos/

クーポン一覧は以下のページに記載しています。
https://www.namecheap.com/promos/coupons/

というわけで、Namecheapの紹介でした。
まあおすすめですので、ぜひ使ってみてください。