bbpressのスパム対策はCleanTalk一択だった

bbPressのスパム対策



WordPressで簡単に掲示板を作れるプラグインbbpressで、あるゲームの攻略情報フォーラムを運営しているんですが、最近スパマーに目をつけられたのか1日20〜30件ほどスパムを投稿されていました。
なので年8ドルという格安でスパム対策可能な、CleanTalkという有料スパム防止アプリケーションを導入しました。結論から言うと、マッチポンプだったんじゃないかと疑うレベルでピタッとスパムを防げています
WordPressをEC化するWooCommerceにも対応しているっぽいので、WCで店舗運営をしている人も導入してみても良いかも知れません。AkismetはWCでの利用は確実に商業利用と見られ、無料プランでは規約違反になりますので、Akismetより安価なスパム対策としては悪くない選択肢だと思います。

CleanTalkは世界中で起こっているスパムのビッグデータ企業


CleanTalkは莫大な数のスパム情報を蓄積・解析し、その情報を提供している米国企業です。
今回ご紹介するのはwordpress用のプラグインですが、その他にも世界中で発生しているスパムの情報をAPI化して提供しています。
レンタルサーバで有名なさくらなどもスパム対策としてCleanTalkのリストを利用しています。

導入に至った状況

Bbpressへのスパム攻撃の9割は「スパム扱い・承認待ち」になっており、掲示板ユーザの目に触れることは無かったんですが、まれに投稿に成功してしまうスパムがあったんですよね。
このフォーラムは基本的に放置プレーにしたかったのですが、1つでも投稿に成功してしまうスパムがあるということは、毎日スパムの投稿が無いのかをチェックしないといけないということです。
掲示板やフォーラムを運営している方ならわかると思いますが、リピートユーザがほとんどの掲示板というものは非常に収益性が低いです。本当に広告を踏んでくれません。
なので僕のように、アクセスが増えれば増えれば増えるほど運営側のモチベーションが下がるケースもあると思います。僕の場合はアドセンスを設置していますが全然踏まれず、本気でサーバ代も回収できないんじゃないかというレベルのRPMになっています。(毎日数千PVあるんですが、RPM1桁台とかザラです )
そんな状態で毎日掲示板にスパムが来ていないかチェックするというのは苦痛でしか有りません

wpの鉄板スパム対策であるAkismetも、bbpressに効くと言われたAnti-Spamも試し、サーバ側での対策も試行錯誤してみましたが、スパムは止まりませんでした。Akismetが全然役に立たなかったのは意外でしたね。

値段

CleanTalkは有料です。僕も有料だから躊躇して、始めは導入を見送りましたが、他のサービスでスパムが止まらないストレスに負けて課金しました。(安いんですが、個人サイトにとっては0円か有料かというのは導入を躊躇する大きな差な気がします)
ただまあ、年間8ドルという価格なので、個人の趣味サイトだとしても比較的導入しやすいのではないでしょうか。年額です、月額8ドルではありません。
サイト自体の収益性が低いのに、さらに金を費やすというのはなんとなく釈然としませんが、まあ1年で1回外食でのランチを抜けばいいだけですのでまあ許容範囲でしょう。
すべての価格は公式サイトの価格リストに掲載されています。Anti-Spamというのが、wordpress用のプラグインを利用する時に使用する価格です。

効果

効果は抜群です。
この記事の頭にも言いましたが、マッチポンプを疑うレベルでピタッと止めてくれます
BEFORE

AFTER

以前は1日20件以上のトライがありましたが、スパム投稿をしているIPアドレスを世界中のデータから集め、それらのIPからの投稿のpost自体を防ぐという仕様ですので、「保留」というステータスにすら入りません。
通常のユーザからの投稿が誤認されていないかを念の為数日間はモニターしましたが、きちんと作動していました。CleanTalkの管理画面から全てのログを確認できるので、心配な方は同じ用に確認すると良いでしょう。トライアルが7日間ありますので、必ずご自身の環境でしっかり動作するかを確認した後に支払いをするようにしましょう。
プラグインを入れた瞬間からピタッと止まりますので、スパムが投稿されていた頻度にもよりますが、24時間以内には効果があると実感できると思います。

導入

インストール


Bbpressを動かしている方にプラグインのインストール方法の解説は不要だと思いますので割愛します。
プラグインは「Anti-Spam by CleanTalk」です。管理画面のプラグイン追加から、CleanTalkで検索すれば一番に出てきます。

初期設定

Get Access Key Automatically」をクリックするだけで完了です。

CleanTaklアカウントの作成はwpの管理者のメールアドレスを利用して登録を行いますので、別のメールアドレスを使用したい場合は注意してください。その場合はCleanTalkのウェブサイト上から新規の登録をして、アクセスキー(Access key)を手動で入力しましょう。

こんな感じの画面が表示されたら準備完了です。

設定は基本的には、初期設定にしておけばでOKです。

SpamFireWall

スパムのbotを、ウェブサイト読み込み前に排除するかの設定ですね。(正確に言うとCleanTalkのjsファイルが読み込まれた時に排除するかを確定させます)
基本的にはオンで問題ないと思いますが、海外在住の人向けのフォーラムを作っている人は一応慎重に考えたほうが良いかも知れません。

Advanced settings

ここで詳細の設定を行いますが、基本的には全てデフォルトで問題有りません。
Remove links from approved comments(承認されたコメントからリンクを取り除く)という設定は慎重に行いましょう。基本的にはオフで問題有りません。
また、さすがに掲示板はSSL対応していると思いますので、SSL対応してあるようであればUse SSLもオンにしておくと良いと思います。

レポートを見る

プラグイン上での、Click here to get anti-spam statisticsというボタンを押せばCleanTalk公式サイトに飛び、統計情報を見ることができます。

まあ簡単に言うと、緑の文字が「スパムではないコメント」で、赤文字が「防いだスパムコメント」です。
設定画面で「SpamFireWall」をオンにしている場合は、CleanTalkのファイアウォールでアクセス自体を防いだ数字が一番右に赤文字で表示されます。

それぞれの数値をクリックすれば、実際の投稿・スパムのIPアドレスや地域などを確認できます。

支払い


↑クリックで拡大

トライアル期間が終了する前に契約すると3ヶ月分無料でついてくるので、忘れないうちに課金しておくと良いと思います。(まあもともと安いので、3ヶ月無料といってもたいした額では有りませんが)
支払いはPayPalかStripe経由のクレジットカード決済です。まあクレカ決済が妥当なところじゃないでしょうか。

決済画面は少し古臭い感じで面倒ですね。
デフォルトだと1サイト年12ドルの「Basic+」が選択されていますので、年8ドルの「Basic」に変更しましょう

プルダウンで条件を変更します。

Servicesは「Anti-Spam」でOKです。
Periodは契約期間です。3年が一番安くなるので、僕は3年にしておきました。
Packageは使うサイトの数です。必要な数だけ契約します。後で増やす場合は、今申し込んだサイト数が加味されなくなりますので、もしサイトを追加する予定がある場合は先に申し込んでおいたほうが安くなります。

しかし、安いですね・・・。2000円で3年間もスパムの悩みから開放されるなら安いもんかなと個人的には思います。

といいうことで、bbpressやWooCommerceのスパム対策になるCleanTalkの解説でした。