新型コロナかもしれないので家庭用にパルスオキシメータを買った

ここ数日乾いた咳が出て微熱(37度程度)も出ていますので、新型コロナに感染した可能性もあると思いパルスオキシメータを購入しました。

そもそもパルスオキシメータって何よ

病院用のパルスオキシメータ僕もパルスオキシメータという単語を知らなかったんですが、パルスオキシメータは病院とかで人差し指に挟むあれ(上の写真のやつ)です。これ、パルスオキシメータって名前だったんですね。脈拍を測ってると思っていたんですが、実はSpO2(動脈血酸素飽和度)も測っていたらしいですね。SpO2は血中のヘモグロビンがどれくらい酸素と結合しているかの値です。簡単に言えば「血液に酸素をどれくらい取り込めているか」を測ることができ、SpO2が低下している(=酸素を取り込めていない)のであれば、肺炎の疑いがあるかもしれないという判断ができる装置です。

パルスオキシメータで肺炎かどうかのある程度の判断ができるかもしれない

今回パルスオキシメータを購入したきっかけは東洋経済の記事でした。

だが、東京都医師会の鳥居明理事は「PCR検査は必ずしも重要ではない」と明かす。臨床現場では、検査をするなら酸素飽和度を測るパルスオキシメーターという小型の経皮簡易測定器で十分、という指摘がある。

呼吸苦のある患者については、肺炎を疑い、動脈血の酸素飽和度を測る。そのために使われるのがパルスオキシメーターで、酸素飽和度が90以下であれば肺炎として治療を開始する。パルスオキシメーターは、内科クリニックであればほとんどの施設にあるという。

もし新型コロナだったとしたら初期症状のうちに病院での対処するのがベストではありますが、個人的な考えとして自分のような軽症者、そもそもコロナかどうかも不明なレベルの人間に貴重な医療リソースを割くべきではないと考えていますので、病院に行くべきタイミングをある程度自己判断できるように購入しました。
ちなみにPCR検査を実際に行う現場の臨床検査技師の方の気持ちはこんな感じらしいです↓

自分と同じような考え方の方への参考になったら幸いですが、パルスオキシメータでの自己診断は自己責任でお願いします。パルスオキシメータで検出できる数値はあくまで肺炎の診断に使えるかもしれない目安の一つであり、パルスオキシメータがPCR検査の代わりになるということではありません。僕は医療従事者ではありませんので、ご自身の症状が心配であれば必ず保健所、もしくはかかりつけの医師に指示を仰いでください。

この記事は日本呼吸器学会作成の「よくわかるパルスオキシメータ」という無料の冊子を参考にしています。僕のような一般の人でも理解しやすいように簡単な言葉でわかりやすくまとめられていますので、パルスオキシメータの数値が表す意味をきちんと理解したいのであれば、この冊子を読むことをおすすめします。さらに詳しく理解したい方は、同学会が一般医療者向けに発行している「Q&Aパルスオキシメータハンドブック」も読んでみると良いかもしれません。

コロナかどうかの診断ができるわけじゃないから注意

大切な事なんですが、パルスオキシメータは「新型コロナかどうかの診断」はできません。コロナの合併症の一つである、「肺炎」かどうかを判断する値を見ることができるだけです
熱や咳などがあるのに「パルスオキシメータの数値が正常だからコロナじゃないな♪」とか自己診断して、無責任にマスクもつけずに外出するのは絶対にやめましょう。

パルスオキシメータを使用する際に頭に入れたいこと

日本呼吸器学会作成の「よくわかるパルスオキシメータ」という冊子、並びに今回購入したパルスオキシメータの取扱説明書を参考にしたメモです。

参考にすべき値

健康な人間の標準値は96〜99%。これを下回ったら十分に経過観察する必要がある。
95%以下の状態が続くようであれば、一度保健所か病院に電話で連絡してみると良いかもしれない。(ここの判断は自己責任でお願いします。)高齢者の方やCOPD(タバコで肺がやられている方)は普段の数値が少し低めに出ているようです。なので普段の生活でのSpO2を見て、それより下がっているようであれば要注意ということです。

90%を切っているのであれば必ず一度保健所や病院に連絡しましょう。その際は先方に出向くのではなく、必ず電話で連絡しましょう。

数値を見るなら装着後20〜30秒後の値を見る

パルスオキシメータは6〜8秒の平均値をとるらしいので、数値が出たらすぐ指を離すのではなく、安静な状態で少し待った数値を参考にしましょう。20〜30秒後の数値を見るとよいらしいです。

指先が冷たかったり、マニキュアをしていると正常な値が出ない

一般的なクリップ型のパルスオキシメータは指に2種類の光をあて、その光が透過する量を測定してSpO2の値を出します。そのためマニキュアをしていると光の透過量がマニキュアによって変動してしまうため、正常な値を出すことができなくなります。
また指先が冷たくなっている状態ですと末梢の血液循環が悪くなり測定値がぶれてしまいますので、手先を温めてから計測するようにしてください。

測定精度が開示されている機器を購入する

日本呼吸器学会のパンフレットによると、測定精度が開示されている機器は精度が確かなので、精度が開示されているパルスオキシメータを購入すると良いそうです。ただ、ネットの販売サイトには精度が記載されていない機器もあります。
実際僕が購入した機器の販売ページ(amazon)にも精度は記載されておらず、購入後にこのパンフレットを読んで「やっちまったな」と思ったのですが、届いた製品の取扱説明書に精度が記載されていました。

実際に購入したパルスオキシメータは富士コンテックのFC-P01

富士コンテックのパルスオキシメータを買った今回僕が購入したのは富士コンテック社のFC-P01でした。正確に言うと白色の機種ですのでFC-P01/Wですね。
価格も手頃でしたし、満足な買い物でした。数値が見ずらいという問題はありますが、自分でSpO2の値を知りたいだけであれば問題ありません。
ちなみに取扱説明書に記載されていたSpO2の精度は70~100%の時は±2%でした。もう少し高めのメーカーでもこれくらいの精度ですので機能的には十分です。
amazonのレビューで作りがおもちゃみたいというレビューがあったんでちょっと心配していたんですが、全くの杞憂でした。これがちゃちいと言ってる方は病院で使用している機器もおもちゃに感じるんじゃないですかね。
シリコンのカバーも良い感じですし、ストラップもまあ普通に使えます。なので個人的な満足感は非常に高いです。

数値の表示が見ずらいという問題


機能的な不満はないのですが、数値が見ずらいという問題点があります。写真を見ていただければわかるように脈拍数とSpO2の数値の文字サイズが同じですので、どちらがどちらの数値かが直感的に分かりづらいです。
SpO2が99、脈拍が105のようにSpO2と脈拍数の桁に乖離があれば間違え無さそうですが、普段の脈拍数が90代の人は混乱するかもしれません。自分が使う分には問題ささそうですが、高齢の方がご自身で使用するとかだとこんがらがってしまうかもしませんね。

予算が許すならNISSEIのBO-650が良さそう

予算が許すなら日本精密測器株式会社(NISSEI)の国産パルスオキシメータであるBO-650を購入しましょう。

ディスプレイの数値もSpO2がでかくてわかりやすいですし、ディスプレイの反転機能などもついています。高齢者の方も使用するのであればこっちのが良さそうです。

パルスオキシメータを購入したらやること

1日3度ほど、SpO2等の値を記録する

体温、SpO2、心拍数、体調メモを朝昼晩記録します。
症状が悪化した時に医師や保健所の方が診察するか・入院するかを含めて様々な判断をしやすいように、記録しておきましょう。

基本的には家から出ない

今の僕もそうなんですが、病院に行くほどでない状態であっても自宅待機しましょう。もし仮に自分がコロナにかかっていたとしたら、現時点で症状が出ていなくても人に感染させる可能性はあるということを自覚しましょう
ただ僕は在宅でできる仕事ですので自主的に自宅にこもることができますが、現場に出ないといけないお仕事の方も多いと思いますので、自分の上司ときちんと相談してください。

もしどうしても外出しないといけない用事があったら

自宅待機していたとしても食料が無いとさすがに生きれないですし、きちんと栄養をとって免疫力を上げないと重症化してしまう可能性もあるので買い出しのために外出せざるを得ない状況もあると思います。
もし外出しないといけない場合は、症状が出ていないとしてももう感染している前提で行動しましょう。あなたの体内にいるウィルスが巡り巡って人を殺す可能性もあることを決して忘れないでください

外出前にはシャワーを浴びる

外出前には必ずシャワーを浴び、皮膚や髪の毛に付着しているウィルスを落とします。
その際は必ずボディソープや石鹸を使用し、それらに含まれている界面活性剤でウィルスを根こそぎ落としましょう。髪の毛も洗います。

服はアルコール消毒する

外出前には服も念の為アルコールスプレーで消毒しましょう。

外出時は必ずマスクをする

一番マスクをしなければいけないのは、病原体の保有者である可能性のある私達です。
多少高かったとしても人に移すくらいはマシですので、なんとかマスクは調達しましょう。

外食は控える

外食するということは、食事のたびに外出するということです。外出の回数が増えるほど他の人に移してしまうリスクを高めてしまいますので、外食は控えましょう。自炊です自炊。

買い出しは基本的にネットスーパーで

イオンでもセブン(イトーヨーカドー)でも、ライフでも、SEIYU(楽天西友ネットスーパー)でも、今はある程度の規模のスーパーであればネットスーパー事業に本腰を入れています。amazonでも生鮮食品が買える時代ですので、自炊用の食材も基本的にはネットスーパーで調達するようにしましょう。

もし実店舗に行かざるを得ない場合は、一度の買い出し量を増やし、なるべく長期間自宅から出ずに済むように、買い物も工夫をしましょう。(日持ちのする野菜を買う・肉は冷凍する等)

ほんじゃまあお互い隔離生活がんばりましょう!
はやく収まるといいですね。